補助金とは

補助金は国や地方公共団体から受け取ることのでき、中小企業にとって資金調達のひとつとなります。

各補助金によって目的や要件が異なり、審査を通して採択がなされるもので、必ず採択されるものではありません。また、すべての経費を補助金で受け取れるわけでなく、経費項目、補助上限額、補助率などによって金額が決定されるものとなっております。

補助金の種類

補助金の種類は関連省庁や団体によって、様々なものが出されておりますが、現在出されているもので代表的なものとしては「ものづくり補助金」、「事業再構築補助金」、「小規模事業持続化補助金」、「事業承継・引継ぎ補助金」、「IT導入補助金」などがあげられます。

また、各補助金で共通している項目として事業計画の策定が必要となり、近年では事業計画策定にあたり経営革新等認定支援機関と一緒に策定することが求められております。

補助金の書き方

補助金はひとつの事業計画といえます。内部環境として自社の強み・弱み、外部環境の機会・脅威から現状分析を行い、経営課題の特定を行います。

その経営課題の課題解決のために新たな設備の導入等を行い、その費用に対し補助金が交付される仕組みとなっております。そして、どのように販売していくか、マーケティングの視点も必要となっており、ターゲット設定、商品サービスの具体的な内容や販売方法の提示も必要となってきます。

また、事業を実施した後の効果として、売上計画や利益計画、付加価値額の計画が必要なっております。

滝田 薫

株式会社アスナレッジ　代表取締役　中小企業診断士

中小企業の経営支援を行っており、公的な業務も多く携わっている。特に業務改善を専門分野として活動をしている。アドバイスだけではなく、現場に入り込んだ支援を行い、経営者のよき理解者として伴走支援を行っている。